ストイックねこの大ジャンプ!

〜うつ・パニック症の夫・共依存からの脱出、多嚢胞卵巣症候群の治療、ラッキーガールへの転身〜

うつ病になった元旦那の変化②

f:id:neko_onori:20190115151944j:plain傷病手当金が終わり、元旦那はまだ体調は良くない様子でしたが、この頃から病院でのカウンセリングを受けなくなりました。


私は心配になって行くように促しましたが、話したところで何も解決しないと言い、薬だけ貰いに行っている様子でした。


当時、元旦那は実家で母親と弟と3人暮らしでした。この頃から家族の悪口をよくメールで送ってくるように。
無職になったことで家にお金を入れれず、家にこもっている事を家族から毎日責められているようでした。


ある平日休みの朝、元旦那からメールが。


「もう死にたい。家族に殺される。」


私は驚いて電話しましたが繋がらず、すぐに元旦那の実家へ行きました。
この時の気持ちは何年も経った今でも忘れる事が出来ません。
すごく苦しくて、本当に死んだらどうしようとか、何でこんなに苦しめるんだろうと、向かうバスの中で涙が止まりませんでした。


家に着くと、元旦那はソファに座っていたのですが、見たことのない顔をしてガタガタと震えていました。
目が遠く顔は白くなっていて、本当に別人の様で。

あんなに明るかった元旦那を何故こんなになるまで追い詰めるのかと、彼の家族を憎みました。


私は泣きながら元旦那を抱きしめて、
「大丈夫だから。私は味方だから、1人じゃないから。死んだりしないで」
と言ったのを覚えています。

何時間もそうして側にいて、元旦那も少し落ち着き寝かしつけました。


元旦那が言うには、母親も弟もうつ病について知ろうともせず、辛くて布団から出れなかったりするのを、怠けているとか、薬を飲んで何故治らないんだとか罵声を浴びせてくるそう。


私はどうしたら良いか悩み、自宅に帰る途中、市がやっている無料カウンセリングダイヤルに電話をしました。
中年女性が優しく話を聞いて下さいましたが、それだけでした。

私は話を聞いてほしい訳ではなくて、対処方法や解決策の鍵になるものが欲しかったのでとてもガッカリしました。


今思えば、第三者からの短絡的なアドバイスで事態が悪化する事もあるし、本人の問題だからそこに解決策を求めるのが間違いだったんですよね。